おはようございます!
頭のゴミ…?いったい何のことを言っているのでしょうか?
表紙のインパクトで手に取った本ですが、おもしろかったのでレビューです!
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!
作者は認知科学者の苫米地 英人(とまべち ひでと)さんです。
今回紹介する書籍以外にも、たくさんの本を出版されています。
概要
本書は、8つのステップに分かれて、必要のない頭のゴミを捨てることを推奨しています。
①感情のゴミ
②他人のモノサシ
③これまでの自分
④マイナスの自己イメージ
⑤我慢
⑥自分中心
⑦恐怖
⑧論理へのとらわれ
読んだ後の感想としては、総じて「思い込んでいる自分」からの解放かなと思いました。
各ステップで、自分に当てはめながら読んでいくと、ふとした時に何かひらめくかもしれません。
印象に残ったこと
やる気スイッチは必要ない
ちょちょちょちょちょい!
以前の記事でやる気スイッチの話を書いたのに、必要ないとはどういうことや!
と、このフレーズを見たときは思いました笑
といっても、これは、自己流の「やる気スイッチを入れる習慣」をやめなさいということのようです。
本書では、例えとして、以下のようなものがあげられています。
気分がダレる→歯磨きをする(やる気スイッチを入れる)→頭がゴチャゴチャする→歯磨きをする…
これは、無限ループに陥ると言っています。
歯磨きは、単なる対症療法で、根本治療が必要だと言います。
そして、その根本治療こそが、「感情のゴミを捨てる」ということでした。
視野が狭いと、感情に支配される。感情に支配されると、感情に振り回されます。
これでは仕事はうまくいきませんね。
この状態を解決する、つまり、「感情のゴミを捨てる」には、ゴール(目的、目標)を持ったり、感情を娯楽にすることが重要だと言っています。
私は、ゴールを達成することに、一生懸命になれ!というメッセージだと受け取りました。
ゲシュタルト
ゲシュタルト崩壊という言葉をご存知でしょうか?
例えば、次の画像をしばらく眺めてみてください。
ひらがなの「ぬ」を羅列しているだけなのですが、段々「ぬ」なのか「ね」なのか、分からなくなってくる感覚に襲われませんか?
その感覚が、ゲシュタルト崩壊を起こしている証拠です。
心理学用語としては、「全体を把握する能力の低下」という意味があるそうです。
全体があれば、部分がありますよね?
この全体と部分の関係ですが、実際は双方向的に関係していて、全体が分かることで、部分が分かるそうです。この関係を「ゲシュタルト」といいます。
このゲシュタルト(能力)、拡張していけるのは人間だけとのことです。
悩みを抱えている人は、細かいところ、つまり部分に注視してしまいます。
それを解消するのが、ゲシュタルトの拡張、すなわち全体を把握する力(部分から全体が分かる)です。
詳細は書籍をチェックしてくださいね!
こんな人におすすめ!
・仕事などで、悩みを抱えている人
・仕事などで、伸び悩んでいる人
・脳をスッキリさせたい!と思っている人
けっこう「頭のゴミ」は溜まっているかもしれません!この機会に掃除しちゃいましょう♪
Kindle Unlimitedは、30日間の無料体験ができます!
物事の見方や視野に関係するお話もありました。
気になるステップだけでもいいので、読んでみてください(^^)/