鷹の爪団NEO『愛と勇気の桃太郎』あらすじ・見どころ解説|脱力系コメディ最新作レビュー
脱力系コメディの真骨頂!鷹の爪団NEO『愛と勇気の桃太郎』を紹介
悪の秘密結社なのに人間味があって憎めない「鷹の爪団」と、正義の味方でありながらすぐにデラックスボンバーを放つ鬼畜ヒーロー「デラックスファイター」。その掛け合いが光る脱力系コメディ『鷹の爪団』シリーズから、今回はNEOのエピソード『愛と勇気の桃太郎』をわかりやすく紹介します。
鷹の爪団NEO『愛と勇気の桃太郎』のあらすじ
ある日、鷹の爪団の総統・小泉鈍一郎が「陽気もいいから外で世界征服活動をしてこい」と吉田に指示。朝晩の冷え込みに文句を言いつつ、遠出してレオナルド博士に相談へ向かおうとしたところで、「ドアを開けてください」という訪問者が現れます。名乗ったのは、なんと桃太郎でした。
桃太郎の話によれば、自分は桃から生まれた以上は鬼退治に行くべきなのに、焼肉店の経営など関係ないことばかり言い出して全然動かないため、両親がしびれを切らして「きびだんこだけ持って行って来い」と家から追い出したとのこと。村の長老に相談しても「鬼はお前の心の中にいる」といった達観めいた助言ばかりで埒が明かず、「鬼=悪の秘密結社まで広げればいるだろう」と解釈して、ついに鷹の爪団へ辿り着いたのだとか。
その道中、犬と猿はなんとか家来にしたものの、まさに犬猿の仲でケンカ続き。さらにキジについては“生きたままアレされた”という騒動が起き、「キジだけに“記事”になった」というダジャレ新聞が出回る始末。ともあれ桃太郎は「鷹の爪団を退治させてほしい」と頼み込みます。
そこで鷹の爪団は逆提案。「退治するならデラックスファイターにしなよ。正義は看板で、実際はテレビに映ることが目的の俗物だし、財宝を狙うならそっちの方がいい」とそそのかします。桃太郎はそれを真に受け、デラックスファイター退治へ向かうことに。
数日後。総統が「今日はこんないい天気だ、世界征服してこい」と吉田をまた外へ出そうとしていると、「今日もお前らの作戦は失敗だ!」というおなじみの決め台詞が響きます。現れたのはデラックスファイター……ではなく桃太郎。彼は「デラックスファイターから金をもらえると言われた。鷹の爪団に騙されるところだった、やはりこの世は金がすべてだ」と寝返り宣言。吉田も思わず「正気じゃねえよ」とツッコミます。
そこへ本物のデラックスファイターが登場。「なかなか筋のいい奴だったが、鷹の爪団にマインドコントロールされていた。正気に戻して助手に迎えた。お供は……おさらばしてもらった」と高飛車に語ります。ちなみに犬と猿の顛末は、前日の新聞でまたも“2匹とも記事になった”と報じられていました(犬猿なのに2匹とも“記事”というダジャレ)。
最後はデラックスファイターが「じゃあ一緒に鬼退治だ」と話をまとめ、桃太郎がバズーカを構える展開に。総統が慌てて「俺たちは鬼じゃない!」と否定し、「じゃあ本当の鬼はどこだ?」と問われた吉田が、つい「みんなの心の中にいる」と余計なことを言ってしまいます。結果、「いいこと言うな」と言われつつ、見事にぶっ放されてオチがつきます。
見どころ・注目ポイント
- デラックスファイターの“正義”と承認欲求をいじる痛快な風刺
- 「キジ→記事」「犬猿の仲」など、言葉遊びとダジャレの小気味よさ
- 悪の秘密結社なのに人間臭い、鷹の爪団らしいユルい世界征服ネタ
- 昔話『桃太郎』を現代的にひっくり返すパロディ構成
- 「今日もお前らの作戦は失敗だ!」など、シリーズお約束の決め台詞
こんな人におすすめ
- 脱力系ギャグやメタなパロディが好きな人
- 勧善懲悪をひとひねりしたコメディに惹かれる人
- 短時間でサクッと笑いたい人
- 『鷹の爪団』シリーズの定番ノリを楽しみたい人
まとめ
『鷹の爪団 NEO「愛と勇気の桃太郎」』は、英雄譚を軽やかに裏切るストーリー運びと、言葉遊びのキレ、そして鷹の爪団らしい人間味のミックスが光る一本。デラックスファイターとの対決も含め、シリーズの魅力を手堅く味わえるエピソードです。気になった方は、ぜひ本編でチェックしてみてください。
