目次
  1. 導入文やリード文
  2. あらすじ
  3. 見どころ・注目ポイント
  4. まとめ

導入文やリード文

テレビアニメ『かいけつゾロリ』第3期のアニメオリジナル回、通称「ゼッコーチョー編」にあたるエピソードをわかりやすく紹介します。
舞台はゲームの町・ベスガラスタウン。優勝賞品は“お城”という前代未聞のカードバトル大会で、ゾロリとライバルのガオンが激突します。

本記事では、物語の流れ（あらすじ）、大会のルール、起きた異変の真相、そしてラストのオチまでを読みやすくまとめ、見どころも整理。作品の魅力を再発見したい方におすすめです。

あらすじ

プラス電気ウナギをお化け村に送り届け、いたずら王を探す旅の途中、ゾロリ一行はゲームの町・ベスガラスタウンへ。
そこでは“お城”が手に入るという、セコリッチ主催のカードバトル大会が開催されていました。賞品に心を動かされたゾロリは参戦を決意。そこへ宿敵・ガオンも現れ、勝負は一気にヒートアップします。

予選ラウンド「おババ抜き」

大会は予選と決勝の二部構成。予選は各テーブルの勝者1名のみが決勝へ進出できます。競技は、ババ抜きの勝敗を逆転させた『おババ抜き』。ジョーカーを最後まで持っていた人が勝ちで、先に手札をなくしたら脱落というスリリングなルールです。

ガオンのイカサマを見張るため、イシシとノシシはバニーガールに変装（当のガオンにはバレバレ）。別卓では“負けなしのギャンブラー”と噂されるカバのジャックポットが、他プレイヤーのカードを見てほくそ笑み、きな臭さが漂います。

序盤ジョーカーを持っていたゾロリは一度ほかのプレイヤーに引かれるも、試合は次第に絞られ、最後は2分の1の勝負に。ゾロリがジョーカーを引き当て、相手が数字を引いたことでゾロリが勝ち抜け。
決勝へ進んだのは、ジャックポット、ガオン、そしてゾロリの3人に決まりました。

決勝「97並べ」

決勝戦の競技は、セコリッチ考案の超変則『97並べ』。基本は「7並べ」と同じですが、各スートの枚数が97枚に増えた規格外のデッキを使用し、パスは3回まで。誰よりも早く手札をなくしたプレイヤーが優勝となります。ジョーカーでの代用は禁止で、数字止めの駆け引きはあり。
巨大化したカードは会場に収まりきらず、会場外の砂漠に並べるというスケール感です。

砂嵐の真相と共闘

勝負の最中、ガオンがパスをした瞬間、ジャックポットが突如砂嵐を発生させます。視界が奪われ、砂嵐が収まると、ガオンの場には本来と違うカードが並んでいる異常事態に。
同様の現象がゾロリにも起こり、不審を抱いたイシシとノシシの進言でトイレ休憩を挟み、検証に移ります。

二人の報告によれば、砂嵐の最中にジャックポットが機械のアームで他人のカードを奪い、事前に用意した別のカードを相手に押し付けていたとのこと。偶然隣の個室で話を聞いたガオンとゾロリは、一時休戦して共闘を決断します。

作戦決行。ゾロリとガオンが連続パスで誘うと、ジャックポットは再び砂嵐を発生。そこへイシシとノシシの鼻息が竜巻となって砂嵐を打ち消し、ガオンのアームがジャックポットの不正アームを捕獲。ゾロリボールで装置を破壊すると大爆発が起こり、ジャックポットが大型の仕掛けで身体を偽装していたことが露見します。

さらに、落ちていたサングラスをゾロリが拾って調べると、他人のカードが透けて見えるイカサマ道具であることが判明。ジャックポットは予選から不正を働いていたのでした。結末として、彼にはセコリッチの店で1年間のタダ働きという厳しいペナルティが下されます。

オチと優勝の行方

不正が暴かれたのち、優勝はゾロリとガオンの両者に。しかし賞品の“お城”は1つだけ。ガオンが辞退したため、ゾロリが受け取ることに──ところが渡されたのは、まさかの「お城のプラモデル」。セコリッチいわく「本物だなんて一言も言ってない」とのことで、最後までズッコケなオチとなりました。

見どころ・注目ポイント

  • 逆転発想の『おババ抜き』により、ジョーカーを“持ち続ける”駆け引きが白熱
  • 各スート97枚の『97並べ』という規格外の発想と、砂漠を使うダイナミックな演出
  • ジャックポットの二重三重のイカサマ（機械アーム＋透視サングラス）が引き起こす異変
  • 宿敵同士のゾロリとガオンが、一時休戦して不正に立ち向かう胸熱の共闘
  • “お城”の正体はプラモデルという、らしさ全開のコミカルなオチ

まとめ

かいけつゾロリ第3期のアニメオリジナル『ゼッコーチョー編』は、奇抜なルールと痛快な種明かし、そしてライバル共闘のカタルシスが詰まった快作です。カードゲームの駆け引きと、ゾロリらしいドタバタのバランスが心地よく、最後のオチまで一気に楽しめます。

もう一度見直したくなった方は、配信や再放送で本編をチェックしてみてください。あなたのお気に入りシーンや感想も、ぜひコメントで教えてください！