世界のお正月とは?国や地域で異なる新年の迎え方

新年の迎え方は、国や地域、宗教によってさまざまです。この記事では、イギリス、中国、エジプト、タイの「世界のお正月」をわかりやすく紹介します。
家族での過ごし方、定番の食べ物、街のにぎわいなど、日本との共通点や違いを楽しみながら見ていきましょう。

イギリスの新年:鐘の音と花火で幕開け

キリスト教徒が多いイギリスでは、年末はクリスマスがもっとも大きなイベントで、街は華やかにライトアップされます。仕事始めは早ければ1月2日という人もいますが、新年の瞬間は全国的にお祝いムードに包まれます。

ロンドンの「ビッグ・ベン」とテムズ川の花火

首都ロンドンでは、国会議事堂の時計台「ビッグ・ベン」の鐘が1月1日午前0時に鳴り響き、テムズ川沿いでは盛大な花火が打ち上がります。カウントダウンの歓声とともに、新しい年が始まります。

スコットランドの年越し文化:ハギスと合唱

独自の文化を持つスコットランドでは、大みそかに羊の内臓をミンチした伝統料理「ハギス」を食べて祝う習慣があります。また、「Auld Lang Syne(蛍の光の原曲)」を合唱して新年を迎える人も多く、街は一体感に包まれます。

イギリス豆知識

  • 正式名称:グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
  • サッカー:イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4協会がそれぞれ代表チームを持つ
  • 児童文学:ピーターラビット、チョコレート工場の秘密、ハリー・ポッター など

中国の春節:家族が集う最大の年中行事

中国では、新年は旧暦に基づく「春節」に祝います。日付は年によって変わり、例えば2025年は1月29日です。住宅や商店の入り口には縁起の良い赤い飾りが施され、帰省して家族と過ごし、子どもにはお年玉を渡します。各地では縁日のような催しがひらかれ、屋台や獅子舞でにぎわいます。

北方の定番「水餃子」を食べる理由

北京など北の地域では、年越しに水餃子を食べる習慣があります。形が古い貨幣に似ていることから、「豊かに暮らせますように」という願いが込められているといわれています。

タイの正月:1月1日と4月のソンクランを二度楽しむ

タイでは1月1日の西暦新年も祝いますが、伝統的な新年は4月の「ソンクラン(タイの正月)」です。家族に会いに帰省し、寺院で徳を積む行い(タンブン)をし、家や仏像に清めの水をかけて新年の幸運を祈ります。

バンコクのカウントダウン

西暦新年には、バンコク中心部の商業施設周辺などで大規模なカウントダウンと花火が行われ、多くの人でにぎわいます。

ソンクラン(水かけ祭り)の風習

4月のソンクランは「水かけ祭り」として知られ、街中で水を掛け合いながら新年を祝います。もともとは目上の人の手に水を注いで敬意を示す行いが起源で、無病息災や厄払いの意味があります。

エジプトの新年:暦の違いが生む多様な祝い方

エジプトでは、西暦の1月1日に新年を祝う人が多く、カイロやアレクサンドリアではカウントダウンや花火が見られます。一方で、宗教や暦の違いによる新年も存在します。

コプト暦の新年

コプト正教会の暦では、9月ごろに新年を迎えます。教会で祈りをささげ、家族で静かに新年を始めるのが一般的です。

イスラム暦の新年

イスラム暦の新年(ヒジュラ暦のムハッラム月1日)も大切な節目で、祈りや内省の時間として過ごされます。祝われ方は地域や家庭によってさまざまです。

参考情報

参考文献:https://mainichi.jp/maisho/articles/20250103/kei/00s/00s/005000c

まとめ:世界のお正月から見える文化のちがい

世界のお正月は、家族を想う気持ちや新年の幸運を願う心は共通しつつ、食べ物や行事、祝う時期にそれぞれの歴史と文化が色濃く表れます。気になる国の新年文化を、次の旅行や学習のヒントにしてみませんか?