はじめに:イネ科の花粉症と私の暮らし

私の家は山の中ではないものの、周囲を木々に囲まれた一角にあり、家の前には小さな畑のような土地もあります。その影響もあるのか、一般的にスギやヒノキが飛ぶ2〜3月だけでなく、秋にも花粉症の症状が出ます。以前に検査でイネ科アレルギーと診断されており、特に秋はイネ科が強く関係していると感じています。

イネ科の花粉症の飛散時期(関西の体感)

関西ではイネ科の花粉を感じる時期が長く、私の体感では次の時期に症状が強まりやすいです。

  • 4月後半〜5月:春のピーク(スギ・ヒノキの後にイネ科も重なる)
  • 8月後半〜10月上旬:秋のピーク(特に9月下旬から悪化しやすい)

秋の花粉症は、イネ科に加えてブタクサやヨモギなど複数の植物が要因になることもあります。私の場合、秋の症状は9月下旬から出ることが多いです。

秋の花粉症で影響しやすい植物

  • イネ科(カモガヤなど)
  • ブタクサ
  • ヨモギ

第一弾(2月〜GW頃):スギ→ヒノキ→イネで一気に悪化

私の花粉症シーズンは2月頃に始まり、スギ花粉、ヒノキ花粉、そしてイネ科花粉へと続きます。特にこの第一弾の時期は症状が重く、鼻水とくしゃみが止まらず、微熱が続くこともあります。薬を服用すると嘘のように楽になるため、この時期は必ず処方薬を飲むようにしています。体感としては、ゴールデンウィークの頃にいったん落ち着きます。

第二弾(9月〜10月):年によって到来がずれる

秋の第二弾は例年9月上旬〜10月中旬にかけて。第一弾ほどは重くないため、薬を飲むか毎回悩むレベルです。今年は猛暑が長引いた影響か開始が遅れ、季節の進み方によって終了時期もバラつく印象があります。病院に行くか迷っているうちに終わる年も少なくありません。

自宅周辺環境と症状の関係

不思議なことに、外出するとくしゃみはほぼ治まり、鼻水もかなり軽減します。自宅周辺にイネ科の植物が多く、局所的に花粉が舞っているのだと思います。家の前の畑で雑草を機械で刈る前後は、短時間ですが症状が悪化します。

感じているトリガー

  • 家の前の畑での草刈り作業の前後
  • 自宅周辺の雑草が伸びている時期
  • 風が強い日の自宅周辺(外に出て離れると軽減)

私が試している軽い対策

  • 草刈りの前後は窓を閉め、洗濯物は室内干しにする
  • 帰宅後は手洗い・洗顔・うがいで付着花粉を落とす
  • 症状が強い日はマスクを活用し、必要に応じて医療機関で相談

地域差の実感:大阪市内に住んでいた頃

以前、大阪で一人暮らしをしていた時期は、秋の花粉症も2〜3月の花粉症もほとんど出ませんでした。一方で、同じ時期に実家へ帰ると症状がはっきり出ます。特に2〜4月は重くなるため、その時期は実家へ戻るのを控えていました。ひどい時は微熱が出て、大阪に戻ってからも1週間ほど症状が続くことがあり、「住む地域でこんなにも差が出るのか」と実感しました。

イネ科花粉と食べ物アレルギー(交差反応)

花粉と食べ物には共通・類似のアレルゲンがあり、花粉症の人が特定の食べ物で症状を起こす「交差反応」が知られています。私自身もここ2年ほどで気になる食べ物がいくつか出てきました。この食物アレルギーについては、また改めて詳しくブログにまとめる予定です。

まとめ

関西ではイネ科の花粉症を感じる期間が長く、私の場合は春(2月〜GW頃)と秋(9月〜10月)にピークが来ます。住環境や地域によって症状が大きく変わるため、自分の生活圏でのトリガーを把握し、無理のない範囲で対策と受診を組み合わせるのが大切だと感じています。

  • 春はスギ・ヒノキに続いてイネ科で悪化しやすい
  • 秋はイネ科に加え、ブタクサ・ヨモギの影響も
  • 自宅周辺の雑草管理や草刈りのタイミングで症状が変動

同じようにイネ科の花粉症や秋の花粉症でお悩みの方は、体験談や工夫している対策をぜひコメントで教えてください。つらい症状が続く場合は、無理をせず医療機関に相談することをおすすめします。