年末の大掃除でよみがえる「三者三様の反応」

この記事は年末に書いています。仕事納めのあと、数日かけて、あるいは一日で一気に大掃除をする方も多いでしょう。
そんな時期になると、私がいつも思い出すのは、小学生の頃に体験した「三者三様の反応」がくっきり表れた家族のエピソードです。

宅配ピザの抽選でゲームボーイが当たるまで

兄弟3人、抽選ハガキ9枚を分け合う

当時、ある宅配ピザチェーンで「注文者の中から抽選でゲームボーイが当たる」キャンペーンが行われていました。私には弟が2人います。抽選ハガキは全部で9枚。私・長男(上の弟)・次男(下の弟)で、1人3枚ずつ応募しました。

当選者数は覚えていませんが、全国展開しているチェーンだったこともあり、家族全員「当たりっこないよね」という空気でした。

大掃除の最中に届いた一本の宅配便

そんな折、大掃除の最中に宅配便が到着。母が受け取るなりテンション高めで私たちを呼び集め、「目をつぶって両手を出して」と言いました。続けて、うれしそうにひと言。「ゲームボーイが当たりました。当たった人の手に乗せます」。

三者三様の手の出し方と、母の観察

後から母に聞いたところ、3人の反応は三者三様でした。

  • 私:半信半疑で恐るおそる手を出す
  • 長男(上の弟):自信なさげに、控えめに手を出す
  • 次男(下の弟):自分だと疑わない勢いで、堂々と手を出す

同じ兄弟でも、期待や確信の度合いはこんなに違うのか、と母は思わず笑ってしまったそうです。

当選者は長男。喜びと悔しさ、そして共有のルール

ゲームボーイが乗せられたのは、長男(上の弟)の手。本人は「信じられない!」という表情で、自分の名前が記された当選通知を何度も見返していました。

それを見た次男は、思わず「お兄ちゃんだけセコイわ!」。もちろん3人とも同じ枚数で応募しているので「セコイ」要素はありません。次男は今でも何かにつけて「セコイ」と言いがちで、当時からの口癖がつい出たのでしょう。

箱を開けると、本体は次男がいちばん欲しがっていたクリアカラー。長男はさらに大喜び。一方で、家にあるゲームボーイは1台だけ。母からは「当たったのは長男だけど、取り合いせずに仲良く使うこと」とルールが提示されました。年末という時期もあり、お年玉でソフトを買い足し、順番を決めて仲良く遊んだのを覚えています。

三者三様の反応が教えてくれたこと

同じ環境で育った兄弟でも、当たり前に見える出来事への反応は驚くほど違います。年末の大掃除のように、日常の延長線上にあるイベントでも、人の「予想」「期待」「口癖」「態度」には個性が表れます。

この出来事から感じた学びを挙げると、次の通りです。

  • 同じ情報でも、捉え方(期待値・確信度)は人それぞれ。
  • ちょっとした演出(目をつぶって手を出す)が、反応の違いを引き出す。
  • 感情の言葉のクセは、思考や行動パターンに結びつきやすい。
  • 最後はルールづくり(共有・順番)で摩擦を小さくできる。

読んでくださっているあなたは、この場面でどんな反応をしたでしょうか。自分では「当たり前」と思う反応でも、家族や友人に話してみると、意外だと驚かれるかもしれません。年末年始のゆったりした時間に、ぜひ自分の反応や周囲の反応を言葉にして、互いの個性を楽しんでみてください。

まとめ

年末の大掃除に思い出した、宅配ピザの抽選でゲームボーイが当たった日のエピソードは、「三者三様の反応」がいかに豊かで面白いかを教えてくれました。反応が違えば、会話が生まれ、関係も深まります。
この年末年始、あなたの「三者三様の反応」も振り返ってみませんか。家族や友人と共有したり、コメントやSNSでシェアして、身近な人の個性も一緒に楽しみましょう。