導入文
だんだんと寒さが増してくる季節。体調管理のためにも、しっかり食べて元気をチャージしたいところです。そこで今回は、焼肉好きの筆者が本当においしいと思う牛肉の部位をランキング形式でご紹介します。定番のタンやカルビはもちろん、ミノやハラミなどの魅力やおすすめの食べ方まで、わかりやすく解説します。
牛肉の部位ランキングTOP5
第5位:タン
焼肉の王道といえばタン。コリッとした食感と上品な旨みで、最初の一皿に選ばれることが多い部位です。実はタンにも細かな部位があり、それぞれ食感や脂の乗りが異なります。
- タン先:先端に近く、脂が少なく歯ごたえがある。濃いめの味付けやネギ塩との相性が良い。
- タン中:食感と旨みのバランスがよく、一般的なタン塩はここが中心。
- タン元:根元に近く、最も脂がのって柔らかい。厚切りや芯タンで真価を発揮。
- タン下:繊維が強めで硬め。焼くなら薄切りでさっと。
おすすめの食べ方は塩とレモンでシンプルに。強火で短時間、表面をサッと焼くと香ばしさが引き立ちます。
第4位:ロース
ロースは赤身と脂のバランスがよく、年代を問わず食べやすい部位。肩ロースやサーロイン寄りなど範囲が広く、店によって表現が異なることもあります。カルビに比べると脂は控えめで、上品なコクを楽しめます。
- 味わい:きめ細かい赤身の旨みとほどよい脂。
- 焼き方:中火で両面をサッと。タレでも塩でも相性良し。
- シーン:少し贅沢したい日や、たくさん食べたいけれど重くしたくないときに最適。
第3位:ミノ
ミノは牛の第一胃(四つある胃の一つ)。厚みと弾力があり、コリコリとした独特の食感が魅力です。脂肪分が少なく、後味は意外とさっぱり。
- 味わい:クセが少なく、噛むほどに旨みが広がる。
- 焼き方:強火で表面をカリッと。味噌ダレや塩、ごま油+塩でもおいしい。
- 初心者向け:ホルモンが苦手な人の入門にもおすすめ。
第2位:カルビ
焼肉の代名詞ともいえるカルビは、肋骨まわりの部位。豊かな脂とやわらかさ、濃厚な旨みで満足感は抜群です。中落ちカルビや三角バラなど、部位のバリエーションも多彩。
- 味わい:ジューシーでコク深い。白ごはんが止まらない一皿。
- 焼き方:脂が落ちやすいので網の端で。焼きすぎず、軽く焦げ目がついたら食べ頃。
- 相性:甘辛いタレとの相性が特に良い。
第1位:ハラミ
筆者のイチ押しはハラミ。実は内臓に分類される横隔膜の筋肉ですが、赤身のような肉感と適度な脂で抜群に食べやすいのが特長です。旨み、柔らかさ、後味の軽さのバランスが秀逸。
- 味わい:甘みのある肉汁としっかりした旨み。胃もたれしにくく年配の方にも人気。
- 焼き方:中火〜強火で両面をさっと。厚めでも柔らかく、塩もタレも合う。
- アレンジ:わさび醤油やレモンでキレのある後味に。
焼肉をもっとおいしく食べるコツ
同じ部位でも焼き方や順番で味わいは大きく変わります。簡単なポイントを押さえて、牛肉の部位の魅力を最大限に引き出しましょう。
- 焼く順番:タンやロースなど脂控えめからスタートし、最後にカルビなど脂の多い部位へ。
- 火加減:薄切りは強火短時間、厚切りや脂多めは中火でじっくり。
- 置き方:網に対して斜めに置くと返しやすく、焼きムラが減る。
- 休ませる:焼き上げ後に数十秒休ませると、肉汁が落ち着いてジューシーに。
- 下味:塩は焼く直前に、タレは焦げやすいので後づけか軽めに。
まとめ
今回は、焼肉でおさえておきたい牛肉の部位ランキングを、タン、ロース、ミノ、カルビ、ハラミの順にご紹介しました。なかでもハラミは旨みと軽さのバランスが良く、幅広い世代におすすめです。次回の焼肉では、ぜひ焼き方や順番も意識して、あなたの推し部位を見つけてみてください。
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