タイムボカンとは?(導入)
タイムボカンは、タツノコプロの人気「タイムボカンシリーズ」第1作。タイムトラベル要素を取り入れた、善玉と悪玉による“時空カーレース”と宝探しを軸にしたSFメカコメディです。変身ヒーロー要素はまだなく、謎解きとメカ合戦のスリル、軽妙なギャグでテンポよく進むのが持ち味です。
放送前の数年間はコメディかシリアスかで企画が難航したとされますが、本作のヒットを機にシリーズが定番化。主要キャラクター(丹平・淳子・チョロ坊)を演じたキャストの多くが、次作『ヤッターマン』でも主役陣に続投するなど、作品間のつながりも話題になりました。
作品の基本情報と特徴
- ジャンル:SF・タイムトラベル・メカコメディ
- コンセプト:善玉と悪玉の「時空レース」と宝探し
- 主要メカ:善玉のタイムマシン「メカブトン」、悪玉のタイムマシン「タイムガイコッツ」
- 見どころ:メカの合体・変形、言葉遊びの効いたコメディ、シリーズへ連なる世界観
三悪(マージョ一味)とは?
タイムボカンシリーズの「顔」ともいえる悪役トリオが、マージョ一味=通称「三悪」です。色気で男を翻弄するリーダー格の女性、発明は天才級だが詰めが甘い科学者、腕っぷし自慢の怪力男の3人で構成され、毎回コミカルな悪だくみで物語を盛り上げます。
- マージョ:小悪魔的で男をだます色気系リーダー
- グロッキー:メカ作りの天才だが詰めが甘い科学者
- ワルサー:力自慢の実働要員
本作での彼らの目的は、宇宙一高価で爆発力もあるとされる宝石「ダイナモンド」の入手。黒幕的キャラクターは不在で、彼ら自身が企みを回し、コクピット型のメカとしては「ドクロファンファーレ」などが登場します。最終回では次作『ヤッターマン』につながる形で、マージョ一味がドロンボー一味へ“リニューアル”する予告的演出も語られます。
あらすじ(ネタバレなし)
善玉側のタイムマシン「メカブトン」が完成し、木江田(キエタ)博士が試運転へ。しかし帰還したのは博士ではなく、首に「ダイナモンド」をぶら下げたオウムのペラ助でした。丹平たちはペラ助の手がかりを頼りに、行方不明の博士とダイナモンドの謎を追います。
一方、マージョ一味のグロッキーは、ペラ助とダイナモンドを奪うべく、悪玉側のタイムマシン「タイムガイコッツ」を開発。こうして、メカブトン対タイムガイコッツによる時空を股にかけたメカ合戦が勃発。博士発見後は、ペラ助の故郷探しやダイナモンドの行方をめぐって、各時代で知恵比べが繰り広げられていきます。
名物コーナー「今週のハイライト」
マージョ一味が勝利を確信し、丹平たちに“とどめ”を刺すはずのコーナー。しかし失敗の責任を回避するため、誰がボタンを押すかの押し付け合いが始まり、その隙に善玉側が機転で大逆転。毎回お約束のドタバタで幕を閉じる、シリーズ屈指の名物演出です。
タイムボカンの見どころ
- タイムトラベル×メカ合戦の痛快なアクションとギミック
- 三悪の掛け合いが生むテンポのよいコメディ
- 次作『ヤッターマン』へ連なるシリーズDNAと継続キャスト
視聴方法(配信情報)
『タイムボカン』は、U-NEXTやdアニメストアなどの動画配信サービスで視聴できる場合があります(配信状況は随時変わるため要確認)。また、YouTubeの公式チャンネルで第1話が無料配信されることもあるので、気になる方はチェックしてみてください。
まとめ
タイムボカンとは、タイムトラベルとメカコメディを掛け合わせたシリーズの原点。三悪の存在感、メカ合戦の爽快感、次作へつながる仕掛けなど、今見ても色褪せない魅力が詰まっています。気になった方は、配信サービスや公式の無料配信を活用して、まずは第1話から体験してみましょう。懐かしの名作をきっかけに、家族や友人とシリーズ作品も語り合ってみてください。
