るろうに剣心アニメ放送日

2023年7月よりノイタミナで放送開始！

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-が再びアニメ化され、7月より「ノイタミナ」枠で放送されます。

1996年に一度アニメ化され、ジャンプ作品の中でも殿堂入りクラスの名作が現代の技術で再度アニメ化というニュースには驚いたファンも多いと思います。

近年増えつつある過去作のアニメ化ですが、どういった作品なのか過去のアニメ化の情報と合わせて解説していきます。

時代はリバイバルブーム？

ここ数年の流れとして、過去の名作のアニメ化、再アニメ化が増えてきています。

ジャンプ作品で言えば「HUNTER×HUNTER」や「ダイの大冒険」、「封神演義」などの近年での再アニメが記憶に新しいですが、最近では小学館創業100周年を記念し、1981年にアニメ化された「うる星やつら」が2022年に再アニメ化されたことで話題となりました。

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他にもジャンプ作品である「BLEACH」が2012年以来、2022年に十年ぶりの新シリーズが始まり、更には1990年代にアニメが放送されていたSLUM DUNKも2022年にフルリメイクされて映画「THE FIRST SLAM DUNK」として公開され大ヒットを記録しています。

るろうに剣心もこれに続く流れとなりますが、ジャンプ史における大作である作品ですので否が応でも期待が高まりますね！

るろうに剣心はどんな作品？

幕末の世を生き抜いた人斬りの主人公の緋村剣心（ひむら けんしん）が、明治時代において「不殺」を貫きながらも戦いに巻き込まれていく、というストーリーです。

ストーリーこそオリジナルですが、薩長同盟、赤報隊や新選組といった実在した組織や人物なども話に出てきます。

るろうに剣心第1巻

連載前は、
「『ジャンプ』で歴史物は受けない」
「明治時代は漫画にするには難しすぎる」
といった編集部の難色もあったらしいのですが、いざ連載されてみると前評判を吹き飛ばす人気作になりました。

当時としては洗練された絵柄による魅力的なキャラクターや、主に過去の因縁と対峙するストーリー展開、少年心をくすぐる技を繰り出すバトルの面白さ等が男女問わず人気となり、全255話という長期連載となりました。

るろうに剣心を読んで影響を受けた当時の小学生の間では、通学中に傘を使って作中の技を真似するのが流行ったりもしたようです。

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また連載当時、絶大な人気を誇ったドラゴンボールやSLUM DUNKの連載が終了した後の「ジャンプの暗黒期」と言われる売り上げの低迷期を支えた作品としても知られています。

そんなるろうに剣心は2020年10月時点で、電子版を含めた全世界シリーズ累計発行部数は7200万部を突破しています！
本編完結からしばらく経った2017年9月からは、続編である「北海道編」がジャンプスクエアで連載されており、2023年5月現在でも連載されています。

また2012年には実写映画化もされ、2022年までに5シリーズが上映され、剣心役の佐藤健さんがイメージに沿った配役であることや殺陣の迫力などが評判となりました。

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90年代には一度アニメ化され人気が加熱

そして1996年1月にアニメも放送開始されました。

アニメオリジナルエピソードを含んだ全94話、さらにはOVAで「追憶編」、「星霜編」も発売されました。

声優は剣心役は元宝塚の涼風真世さんで、いわゆる声優さんではないのですが中性的な剣心にうまく役がハマっていました。

他にも藤谷美紀さんや井上純一さん、八嶋智人さんなどの俳優・女優さんが多く起用されていたのが特徴的ですね。

追憶編はこちら
星霜編はこちら

アニメの放送時には主題歌も豪華であったことが有名です。

当時絶大な人気を誇っていたJUDY AND MARYの「そばかす」が印象的ですが、他にもTHE YELLOW MONKEYやL’Arc~en~Cielといった大物もアーティストが起用されていました。

またエンディングテーマソングで起用されたT.M.Revolution、SIAM SHADEのブレイクのきっかけになったとも言われています。

現在公開されているPVから読み取る

そんなるろうに剣心の新作アニメですが、2023年5月時点で作品PVが第4弾まで公開されています。

1996年版のアニメよりブラッシュアップされた作画を手掛けるのはライデンフィルム。

近年の制作アニメーションでは「東京リベンジャーズ」や「ゴブリンスレイヤーⅡ」などの人気作で評判になっています。

実際PVで見ることができる映像はきれいな仕上がりで、アクションなどで動いていても見ごたえがあります。実際の放送も期待できるでしょう。

声優を務めるのは主人公である剣心役は斉藤壮馬さんで、男としては線の細い剣心のイメージに合った配役といえるでしょう。

ほかにもヒロインの神谷薫役は高橋李衣さん、明神弥彦役は小市眞琴さん、相楽左之助役は八代拓さんと、実力のある声優さんが務めています。

実際に放送されるクオリティがPVに同様のものであれば、過去作と比較しても満足の行くものになると思われます。

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放送話数は？前回アニメ化と比較した考察

放送話数などは現在明確にされていないので予測になりますが、1クール分である12話、長くても2クール分である24話程度であると考えられます。

現在声優さんが発表されているキャラクター、およびPVに一瞬だけ映る「あの男」が出るまでのストーリーの流れと、1996年版のアニメ話数と照らし合わせると、おそらく「東京編」とされる内容は12話に収まるのではないかと推測しています。

また、2023年3月まで放送されていた「うる星やつら」の第2シーズンが2024年から同じノイタミナ枠で放送される事が発表されており、そちらが2024年1月より開始だとした場合、長くても2クールが限度と考えられます。

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仮に短く1クールで終わってしまう場合も、前回のアニメ化では「京都編」までの話とアニメオリジナルエピソードで94話と長く放映されたのを考えると、同じジャンプ作品で近年社会現象にもなった「鬼滅の刃」や同じ放送枠である「うる星やつら」と同じく、分割で放送される可能性が非常に高いと思われます。

分割放送は早く続きが見たくなるジレンマもありますが、制作クオリティの維持や長く楽しめるといった利点もあるのでポジティブに捉えたいところです。

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世界に向けて発信できるだけのクオリティを期待

また6月には7月の本放送を前にして世界上映イベントの開催が発表されています。

海外でも人気の作品なので世界中のファンにいち早く映像が届くのは喜ばしい事ですね。

世界に向けて発信できるものであるという、プロジェクトの本気の試みであるとすれば、原作や前回のアニメ版を視聴していた人でも満足できる内容を期待したいですね。