【こち亀】署員食堂の回を徹底解説|A定食・B定食・C/D定食に学ぶ健康とマーケティング
はじめに
こち亀の人気エピソードとして語られる 署員食堂 の回を、あらすじと感想付きでわかりやすく整理しました。キーワードは こち亀 署員食堂、A定食・B定食・C/D定食、そして両津の暴走。健康志向と嗜好のはざまで揺れる本署の騒動を、見どころや小ネタ、教訓とともに解説します。
あらすじ
署員食堂の導入とA定食
本署では男性署員の体調不良が続出。原因はハンバーグや牛丼など安価な肉料理に偏った不健康な食生活でした。両津の影響で同じものを食べ続ける署員も多く、事態を重く見た署長は 栄養を考えた署員食堂 制度を導入します。
提供メニューは あえて一品のみ。選択肢が多いと両津のように同じものばかり選ぶという問題を避けるための設計でした。ごはんとみそ汁、ヘルシーなおかずという質素なA定食はおよそ500キロカロリー。しかも食堂利用費として給与から500円が天引きされるため、行かないと損だと感じてしまう仕組みになっていました。これはいわゆる サンクコスト効果 を利用した施策でもあります。
両津主導のB定食、カロリーの宴
味やボリュームに不満を募らせた男性署員は抗議。結果として B定食 の導入が決まり、代表は両津に。ところが彼が提案したのは、からあげ、とんかつなど肉のオンパレードに、マヨネーズやケチャップをどっさりかける強烈なジャンク定食。あまりのボリュームに麗子は青ざめるほどでしたが、男性署員はむしろ満足げに平らげてしまいます。
当然の帰結として、体調を崩す署員が続出。B定食を中止にしようにも猛反発で、A定食を選ぶ署員はほとんどいない状況に陥ります。
A定食テコ入れ、C・D定食、そしてオチ
中川はA定食にテコ入れ案を提案。女優など女性による配膳サービスを付けることで、独身者の多い男性署員のモチベーションを高めようという狙いです(人材の確保は中川のコネ)。
これを聞いた両津はさらに一歩先へ。C定食・D定食を新設し、鯖缶やカップ麺といった手抜きメニューにもかかわらず強気の高価格を設定。その代わりにアニメの女性声優による配膳という 体験 を売りにして人気を集めます。
最終的にはC・D定食に中止命令が下り、両津は街で アニメ食堂 を始めるというオチで幕を閉じます。
見どころ・注目ポイント
- 健康志向と満腹感のせめぎ合い:A定食の合理性 vs B定食の満足度
- 選択設計の妙:メニューを一品に絞るナッジとサンクコスト効果の利用
- マーケティング視点:配膳サービスという 体験価値 の導入
- 両津の発想力:原価と価格、話題性のバランスを読んだ強気の商法
- 組織の合意形成の難しさ:合理性だけでは人は動かないという教訓
考察:食と健康、そしてビジネスの教訓
このエピソードは、職場の健康経営と行動経済学をコミカルに描いた好例です。A定食は理にかなっているものの、満足感や楽しさを無視すると継続されません。逆にB定食は短期的な満足を満たす一方、健康コストが跳ね返ります。
そこで打たれたのが 体験の付加価値。食そのもの以外の動機付けで選択を誘導しようとする発想は、現実の社員食堂やD2Cの施策にも通じます。最適解は、栄養・味・価格・体験のバランスを取ること。A定食の味や満足度を上げつつ、選びたくなる仕掛けを自然に織り込むのが王道でしょう。
個人的感想
B定食は二郎系ラーメンを上回る勢いのボリュームで、完食できる気がしません。それを涼しい顔で食べ切る男性署員の胆力には驚かされました。C・D定食のように 体験 を武器に強気の価格設定をやってのける両津のビジネス嗅覚も、良くも悪くも天才的。笑いながらも、食の楽しさと健康の両立について考えさせられる回でした。
まとめ
こち亀 署員食堂 の回は、食の選択と人の行動、そしてマーケティングの本質をユーモアで描いた名エピソード。A定食・B定食・C/D定食という対比から、合理性と満足度のちょうどいい落としどころを探るヒントが見えてきます。
あなたはA定食派、それともB定食派でしょうか。感じたことや推しの定食を、ぜひコメントで教えてください。この記事が役に立ったら、シェアもよろしくお願いします。