日本でベッドはいつから使われた?明治から戦後に広がった寝具文化の歴史
日本でベッドはいつから使われるようになった?背景と概要
あなたは寝るとき、布団派ですか?それともベッド派ですか。日本では長らく布団文化が主流でしたが、いつから就寝時にベッドが使われるようになったのでしょうか。本記事では、日本でベッドが使われ始めた時期と普及の流れを、布団とベッドの基礎知識とともにわかりやすく解説します。
布団とは?定義と種類
布団は、平たい袋状の布に詰め物を入れた繊維製品の総称です。広義にはこたつ布団や座布団も含み、狭義には寝具としての布団(寝ふとん)を指します。
- 敷き布団:身体を横たえるための布団
- 掛け布団:身体にかけて保温する布団
- 布団カバー:清潔に保つための包布類(定期的に洗濯)
語源は「蒲団(がまぶとん)」で、蒲(がま)で作られた円形の敷物に由来するとされます。
ベッドとは?構造と用語の基礎知識
ベッドは就寝のための寝具・寝台を指し、マットレスやシーツ、ベッドカバーなどと組み合わせて用いられます。構成は製品によって異なりますが、一般的には次のような要素で成り立ちます。
- ベッドパッド:汗や汚れからマットレスを保護する薄手の敷物
- マットレス:体圧分散と寝心地を左右する中核部材
- ボトム/フレーム:マットレスを支える本体部分
- 脚:床からの高さを確保(ないタイプもあり)
- ヘッドボード:頭側の板や背もたれ(ないタイプもあり)
- フットボード:足元側の板(ないタイプもあり)
- 宮:ヘッドボード上部の棚・コンセント等の機能部(付かないモデルもあり)
日本語では「寝台」と訳される場合もあります。
日本でベッドが就寝に使われ始めたのはいつ?
結論:明治時代に西洋化とともに導入
日本で就寝用のベッド文化が導入されたのは明治時代です。西洋化の波とともにベッドという寝具が知られ、上層階級や公的機関を中心に取り入れられていきました。
当初は限定的な普及:病院・軍隊・舶来趣味が中心
畳の上で寝る生活様式が一般的だったため、一般家庭への浸透は緩やかでした。導入初期は、病院や軍隊など衛生や機能性が重視される場、あるいは舶来趣味の文脈で使われることが多かったとされます。
呼び名の変遷:「ベット」から「ベッド」へ
導入当初は、ドイツ語「Bett」の影響から「ベット」と表記・呼称されることもありました。戦後に英語教育が広まり、現在一般的な「ベッド」という表記・呼称が定着していきます。
普及の本格化:戦後〜高度経済成長期
戦後の住宅事情の変化や団地・洋風住宅の増加とともに、一般家庭への普及が加速。子ども部屋の広がりと相まって二段ベッドが先行して普及し、その後さまざまなタイプのベッドが広く使われるようになりました。
参考リンク
布団:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%83%E5%9B%A3
ベッド:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%89
まとめ:ベッドは明治時代から、普及は戦後に加速
日本でベッドが就寝に使われ始めたのは明治時代。とはいえ、一般家庭に広く普及したのは戦後から高度経済成長期にかけてで、住宅様式の変化が大きな後押しとなりました。布団とベッド、それぞれの良さを理解し、暮らしに合った寝具を選びましょう。
