タイムボカン第1話は、タイムマシン「メカブトン(タイムボカン)」の完成と、木江田博士の失踪という二つの謎を軸に、シリーズ全体の世界観を一気に提示する導入回です。

第1話の結論:すべての始まりはオウムのペラ助が握っていた

木江田博士が試運転したタイムボカンが戻ってきたとき、乗っていたのは博士ではなくオウムのペラ助でした。ペラ助は博士の居場所を知る唯一の手がかりであり、主人公・丹平たちとマージョ一味の争奪戦がそのまま第1話の骨格となっています。

なぜ第1話が重要なのか:シリーズの「お約束」が生まれた回

第1話はストーリーの起点であるだけでなく、シリーズを通じて繰り返される定番パターンの原型が登場する回でもあります。ペラ助が博士の居場所をわざと偽って教えるという展開は、第27話で博士が発見されるまで毎回続く「お約束」として定着します。また、マージョ一味の敗北後の責任のなすり合いや「今週のハイライト」といったコーナーはこの時点ではまだ登場しておらず、シリーズが回を重ねるごとに形式が整っていく様子も興味深い点です。

第1話のストーリーをポイントごとに解説

タイムボカン完成と博士の失踪

木江田博士の研究所でタイムマシン「メカブトン(タイムボカン)」が完成し、博士自身が試運転に出発します。しかし帰還したのは博士ではなく、宇宙一高価な宝石「ダイナモンド」をぶら下げたオウムのペラ助でした。博士は妻のおタケさんを恐れてタイムボカンを奪い逃走したとされており、ペラ助だけが博士の行き先を知っています。

マージョ一味の介入とタイムガイコッツ

スパイとして研究所に潜入していたグロッキーはダイナモンドを持ってマージョ屋敷へ報告します。マージョ一味はさらなるダイナモンド入手を狙い、ペラ助とタイムボカンを奪う計画を立てます。入手したタイムマシンの技術をもとに独自のタイムマシン「タイムガイコッツ」と巨大メカ「メカゴリラ」を完成させ、丹平たちを追って恐竜時代へ向かいます。なお、出発時に部品の一部が脱落していることに3人組は気づいていません。

恐竜時代での戦いと勝利

恐竜時代に到着した丹平たちは博士を探しますが、昼寝中にペラ助を奪われてしまいます。追いかけてメカ戦が始まり、マージョが発射した爆弾を投げ返すことで丹平たちが勝利し、ペラ助を取り戻します。

現代への帰還とオチ

博士が恐竜時代にいないことを確認した丹平たちは現代へ戻ります。その際、爆破で骨組みだけになったタイムガイコッツに恐竜をロープで括り付けるいたずらを仕掛けます。マージョ一味はロープに気づかないまま現代へ帰還し、恐竜を引き連れたまま高速道路を走るという笑いのオチで第1話は幕を閉じます。

よくある疑問

ペラ助はなぜ博士の居場所を教えないのですか?

ペラ助はおタケさんを怖がっている博士の意向を汲み、第27話で博士が発見されるまでわざと偽の居場所を教え続けます。これがシリーズ前半の定番ギャグとして機能しています。

「今週のハイライト」や責任のなすり付けはいつから始まりますか?

これらのコーナーは第1話にはまだ登場しません。シリーズが進むにつれて定番フォーマットとして追加されていきます。第1話はあくまでシリーズの土台を作る回として位置づけられています。

タイムボカンとメカブトンは同じものですか?

はい、同一のメカです。作中では「メカブトン」という愛称と「タイムボカン」という正式名称(兼シリーズタイトル)が併用されています。

まとめ:第1話はシリーズの「型」が生まれた原点回

タイムボカン第1話は、博士の失踪・ペラ助の嘘・マージョ一味との戦いという三つの要素を一話に凝縮し、以降のシリーズを貫く構造を確立した重要な回です。定番コーナーがまだ存在しない分、純粋にストーリーの骨格を楽しめる回でもあります。シリーズを初めて見る方にも、改めて見返す方にも見どころの多いエピソードです。