靴のサイズが合わないと体はどうなる?正しい測り方と失敗しない選び方
毎日を支える「靴のサイズ」——合う一足が歩き方と体を変える
靴は、私たちの体と大地をつなぐ唯一の接点です。筆者も以前は何となく大きめの靴を選びがちでしたが、買い替えのためにショップを訪れた際、店員から「少し大きめを履いているので、足に合うサイズを選んだ方が良いですよ」と指摘され、正しいサイズ選びの大切さに気づきました。
日々の「歩く」を支えるのは靴。サイズが合えば体は本来の機能を発揮し、快適で疲れにくくなります。逆に合わない靴は、歩き方を崩し、膝や腰の不調にもつながりかねません。この記事では、靴が体に与える影響と、失敗しない靴のサイズの選び方を分かりやすく紹介します。
靴が大切な理由:足と地面をつなぐインターフェース
人間は二足歩行をする生き物。直立して歩くためには、足が正しく機能することが不可欠です。そして、その足と地面をつなぐ道具が靴。だからこそ、「靴のサイズ」が歩行の質を大きく左右します。
靴の主な役割
- 足の保護:外部の衝撃や汚れ、擦れから足を守る。
- 衝撃吸収:歩行・走行時の負荷を和らげ、膝や腰への負担を軽減する。
- 安定性の確保:足のアーチを支え、バランスを保つ。
- 歩行の補助:正しい姿勢とスムーズな蹴り出しを促す。
合わない靴のサイズが体に与える影響
- 足の正しい動きが損なわれる:必要な筋肉が使われにくくなり、筋力低下や姿勢の乱れにつながる。
- 姿勢とバランスが崩れる:膝や腰に負担が集中し、肩こり・腰痛の一因になることがある。
- 循環の悪化:歩き方の乱れで血液やリンパの流れが滞り、冷えやむくみの原因になる場合がある。
失敗しない「靴のサイズ」の測り方
まずは自分の足を正しく知ることから。足長(かかとから一番長い指までの長さ)と足囲(親指と小指の付け根を一周するワイズ)を測りましょう。
- 測る時間帯は夕方:一日の中で最も足がむくみやすく、実使用に近いサイズが出やすい。
- 普段履く靴下で測定:厚みの違いがフィット感に影響する。
- 左右両足を測る:左右差があるのが普通。大きい方に合わせて選ぶ。
足長の測り方
紙を床に置き、かかとを壁に付けて直立。最も長い指の先に印を付け、かかとからの距離を定規で測ります。これが足長です。
足囲(ワイズ)の測り方
柔らかいメジャーで、親指と小指の付け根(母趾球と小趾球)を一周させて測定します。数値により、E・EE・EEEなどのワイズに相当します。甲高や幅広の自覚がある方は、ワイズ表記も必ず確認しましょう。
試着時のチェックポイント(靴の種類別)
- 共通チェック:つま先には5〜10mmの余裕、かかとは浮かずにフィット、甲部分は締め付け過ぎない、指が自由に動く、土踏まずの支えを感じる。
- スニーカー:紐で甲を均一に締め、歩行テストでかかとの抜けや前滑りがないか確認。
- 革靴:新品時に痛みが出ない範囲で踵はしっかりホールド。つま先の余裕と甲の圧をバランス良く。
- パンプス:かかとカップが安定しているか、前滑りしないか、つま先の圧迫がないかを重点チェック。
よくあるNG例
- つま先が当たらないように大き過ぎを選ぶ。
- かかとが浮くのを中敷きだけで無理に調整する。
- 厚い靴下でサイズをごまかす前提で購入する。
ショップでの伝え方と選び方のコツ
使用シーン(通勤・長時間歩行・立ち仕事・スポーツ)、履く時間帯、靴下の厚み、過去に痛みが出た部位(かかと・小指・甲など)を店員に伝えると、適切なサイズとラスト(木型)を提案してもらいやすくなります。複数サイズを履き比べ、店内を実際に歩いて確認しましょう。
メンテナンスと買い替えの目安
- アウトソールの極端な減りや片減りがある。
- かかと内側のライニングが破れて滑る。
- ミッドソールのへたりでクッション性が低下した。
- 体重変化やライフスタイルの変化でフィット感が変わった(半年〜1年で足型が変わることも)。
参考情報
参考文献: https://www.koubeya.co.jp/ashiniaukutuganai-001/
まとめ
靴のサイズが合えば、歩行は安定し、疲れにくく、体全体の負担も軽減できます。足長とワイズを測り、試着でフィット感を丁寧に確認することが「最良の一足」への近道です。痛みやしびれが続く場合は、専門家への相談も検討しましょう。