DIYでもできる!クッションフロアの施工を始める前に

クッションフロアは、クッション性のある塩化ビニール素材の床材です。水や汚れに強く、キッチンや洗面所、子ども部屋など幅広い空間で活躍します。既存の床に上貼りできるため、DIYでもチャレンジしやすいのが魅力です。本記事では、必要な道具と材料、下地処理から貼り方、継ぎ目処理までの施工方法をわかりやすく解説します。

クッションフロアとは?特徴とメリット

クッションフロアは、塩化ビニール(PVC)を主原料にしたシート状の床材。適度な弾力があり、足腰への負担軽減や防音にも寄与します。住宅から店舗、体育館の一部エリアまで幅広く利用されています。

  • 水・汚れに強く、掃除が簡単
  • 適度なクッション性で歩行感がやさしい
  • 比較的リーズナブルでコスパが良い
  • 既存の床に上貼りでき、リフォームがしやすい

既存のクッションフロアが大きく浮いていない・凹凸が少ない場合は、表面清掃後にそのまま上貼り可能です。傷みが大きい場合は剥がして下地を平滑に整えてから施工しましょう。

施工前のチェックと下地処理

仕上がりを左右するのは下地の状態です。凹凸や汚れ、浮き・剥がれがあれば必ず補修しましょう。室温・湿度も接着に影響します。目安として室温15〜25℃、過度な多湿は避けるのが無難です。

  • 既存床の浮き・剥がれ・段差を点検
  • 油分・ホコリ・ワックスを除去(中性洗剤やアルコール等で拭き上げ)
  • 凹み・穴は下地処理材で充填し、乾燥後にサンディングして平滑に
  • 新しいクッションフロアは開封して室内に馴染ませ、巻き癖を軽減
  • 賃貸の場合は管理会社・オーナーに事前確認

施工に必要な道具と材料

道具

  • 定規、メジャー、巾定規(必要に応じて)
  • 地ベラ、ローラー
  • コーナーカッター
  • カッター(大)、替え刃、ハサミ
  • 養生テープ、ペン
  • 角材+タオル(圧着用。撫でバケでも可)
  • 継ぎ目処理剤(シーラー)

材料

  • クッションフロア
  • 床用ボンド&クシ(メーカー指定のくし目を使用)

クッションフロアの施工方法【手順】

ステップ1 仮敷きと位置決め

部屋の形状に合わせ、クッションフロアを端から順に仮敷きします。両端はおよそ10cmの切りしろを残してカット。1枚目は奥の壁に突き付け(突き付け貼り)、2枚目以降は少し重ねて敷き、柄や目地が連続するように位置を調整します。ズレ防止に養生テープで仮固定しましょう。最後の1枚は必要寸法+約10cmの切りしろを見込んで事前カットします。

ステップ2 床面にボンドを塗る

部屋の半分をめくり、最後に仮敷きしたシート側から順に床面へボンドを塗布します。くし目は片面だけを使い、隅までむらなく均一に。巾木や壁についたボンドはすぐに拭き取りましょう。余ったボンドはゴミが混入していなければ容器に戻します。ボンドが接着可能になるまで規定のオープンタイムを確保してください(季節・ボンド種類で異なるため、必ず説明書を確認)。

ステップ3 ボンドを塗った面に貼る

1枚目から継ぎ目の位置を確認しつつ戻し、中心から外へ空気を押し出すように圧着。角材にタオルを巻いたものやハンドローラーで全体をしっかり押さえます。ボンドの貼り付け可能時間内に作業を終えましょう。

ステップ4 壁際など余分のカット

壁際はコーナーカッターを壁に沿わせてスライドし、切りしろをカット。カット後はローラーで圧着します。部屋の角などコーナーカッターが使えない箇所は地ベラを当て、カッターで慎重に切り込みます。点検口などの開口部は位置を手で確認しながら形状に合わせてくり抜き、縁をローラーで押さえます.

ステップ5 ジョイントカット

重ねた2枚をカット定規に沿って一緒に真っ直ぐ切り、上側をめくって下側の不要片も取り除きます。最初に貼った半分は、ボンドを塗った範囲までカット。カット後は壁際・継ぎ目にローラーをかけて圧着します。

ステップ6 残り半分を貼る

仮止めテープを外し、残り半分をめくってボンドを塗布。オープンタイムを守り、ズレに注意しながら戻して圧着。壁際の余分とジョイントも同様にカット・圧着します。

ステップ7 継ぎ目の処理(シーリング)

継ぎ目処理剤のT字ノズルをジョイント部に差し込み、適量注入。乾くまで踏まないように注意し、完全乾燥させて完成です。

施工のコツとよくある失敗

  • カッター刃はこまめに折り、切れ味を保つと仕上がりが綺麗
  • ジョイントは柄合わせを最優先。光の入る方向に平行な継ぎ目は目立ちやすいため丁寧に
  • ボンドの塗りすぎ・オープンタイム不足は浮きやズレの原因
  • 圧着不足は後の浮きにつながるため、ローラーで全体をしっかり押さえる
  • 施工直後は強い清掃や水濡れを避け、接着が安定するまで養生

参考リンク

https://www.daiken.jp/buildingmaterials/flooring/columnrhc/002

https://www.diy-shop.jp/info/diy_cf1.html?srsltid=AfmBOoph5cUcnIZvlpH56ms_hc86wvl8zfOudvGBNnbbfHLM7Locv1vS

まとめ

クッションフロアの施工方法は、下地を整え、仮敷きで位置決めし、ボンドのオープンタイムを守って貼る——この基本をおさえればDIYでも十分に美しく仕上がります。手順は多いものの、ポイントを押さえれば比較的簡単です。ぜひ本記事を参考に、安全に楽しくチャレンジしてみてください。