導入文
みなさんは、絵心とは何かを考えたことがありますか。私自身いろいろな方の絵を鑑賞するのが好きで、ふと絵心がある・ないの違いが気になりました。この記事では、絵心あるなしの本質、絵心がないと言われてしまう理由、そして抵抗感を減らして上達する具体的な方法をわかりやすく解説します。
絵心がないと言われる理由
評価がもたらす苦手意識
子どもの頃は誰もが上手・下手を気にせずに絵を描いていました。しかし学校の評価や他人の反応を通して、次第に自分は下手だと感じ、描くこと自体に抵抗が生まれることがあります。評価が悪いと描く時間が苦痛になり、ますます筆が進まなくなるという悪循環に陥りがちです.
練習と知識の不足が自己判断に影響
苦手意識があると、その分野の知識を学んだり技術を磨く時間は自然と減ります。結果として描き方がわからず、私は絵心がないという結論にたどり着きやすくなります。実際には、必要な練習量や学び方を知らないだけというケースが少なくありません。
絵心があるとは何か
絵の上手下手と絵心は別物
絵心がある=素晴らしい絵が描ける、とは限りません。絵心とは、観察したものや感じたことを絵で表現する心得や感性、伝える力のこと。絵や芸術に絶対的な正解はなく、他人と比べる必要もありません。
表現する意欲が出発点
絵の上手下手よりも、表現したい気持ちと描こうとする姿勢が重要です。まずは描くことに積極的になってみましょう。描き方がわからなければ、絵画教室やオンライン講座を活用するのも有効な選択肢です。
抵抗感をなくす具体的な方法
自由に描いてと言われると手が止まってしまう、いわゆるお絵かきかなづち状態に心当たりはありませんか。そんなときは、いきなり白紙に挑まず、描けるかもしれないという自信が芽生えるまでハードルを下げるのがコツです。
なぞり書きで描くことに慣れる
線や形をなぞるだけでも、手が動き始めると心理的な抵抗が下がります。輪郭や基本図形をなぞる体験を積み重ねることで、小さな成功体験が自信につながり、次のステップへ進みやすくなります。
初心者向けの練習ステップ
- 手慣らし: 直線・曲線・円をページ一面に描く
- シルエットのなぞり: 写真や塗り絵の輪郭をトレース
- 基本図形に分解: りんご=円、コップ=円柱などに分けて描く
- 明暗を意識: 3段階の濃淡で立体感をつける
- 短時間スケッチ: 身近な物を3分で描く習慣
- 色の練習: 3色のみで簡単なカラースケッチ
継続のコツ
- 小さく始める: 1日5分、1テーマに絞る
- 観察を増やす: 描く前に30秒対象をよく見る
- 比較より記録: 日付を入れてスケッチを保存し、成長を可視化
- 環境づくり: 筆記具やスケッチブックを手の届く場所に置く
- 教材や教室を活用: 体験レッスンやオンライン教材で基礎を学ぶ
参考情報
参考: https://www.goyoukai-kaiga.com/contents/2015/07/post-23.php
参考: https://tiisanaoekaki.net/step-point/eganigatenahito/
まとめ
絵心あるなしは才能の有無ではなく、表現を楽しむ姿勢と基本を積み重ねる習慣で育っていきます。評価を恐れず、まずはなぞり書きや短時間スケッチで描くことに慣れましょう。今日から1日1ページを目標に始めてみませんか。興味があれば絵画教室やオンライン講座の体験もおすすめです。次の一歩を踏み出して、あなたの絵心を育てていきましょう。