はじめに

こち亀の“おでん回”は、庶民派・両津とセレブな中川&麗子の価値観のギャップが炸裂する名エピソード。おでんをご飯のおかずにできるかという論争から、鍋会クイズ、そして伝説の「両津巻き」オチまでを、あらすじと感想を交えて分かりやすく紹介します。

あらすじ

おでんを前に、好きな具を挙げていく一同。ただし両津は「大根は定番すぎて面白みに欠ける」と除外宣言。両津は“がんもどき”派だと語る一方で、中川は「巻き(巻きもの)」、麗子はまさかの「フォアグラ」、さらに松茸の串など、およそ庶民の発想を超えた具が次々飛び出し、両津は面食らう。

おでんの具で見える価値観のズレ

両津の中ではおでんは庶民の味。しかし中川・麗子の世界では高級食材も“アリ”。この時点で食の価値観のズレがはっきりと浮かび上がる。

おでんをおかずにご飯を食べる?

両津は当然のようにおでんをご飯と一緒に食べる。中川と麗子は「そんな食べ方見たことがない」と驚くが、両津は「チャーハンライス」「スパゲッティライス」など、安くお腹を満たすための“裏ワザ食べ”を披露。

ご飯×おでん論争のヒートアップ

中川はノリで「おにぎりをおかずにご飯=おにぎりライス」「寿司をご飯で=寿司ライス」などの珍案を出し、麗子は笑いをこらえる始末。両津はバカにされたと感じて不機嫌になり、おでんに唾をかけるほどカッとなってしまう。

鍋会クイズで波乱勃発

後日、マンネリ打破のため、両津が鍋会の幹事を任される。両津は経費をごまかせると踏んで“変わり種鍋会”を企む。ルールはクイズに正解したチームからおでんの具を獲得できるというもの。

難問奇問と不公平ルールの連発

序盤は若者向けに人気アイドルの曲やメンバーを当てる問題が中心だったが、途中から“不正解でも具がもらえる”という謎の救済ルールを追加。ところが不正解チームに配られるのは、イガ栗、後藤真希のCD、ヘビなど、食べ物以前の“罰ゲーム具材”。さらに円周率を100桁書け、のような一般人には無茶な問題も連発し、場は大混乱に。

両津巻きという地獄の罰

やりすぎに怒った部長が「お前もやってみろ」と両津に挑戦。正解ならうずら卵、不正解なら“両津を巻いた両津巻き”。お題は警視総監の名前。疎い両津は見事に外し、衣をまとって煮られるという悲惨な結末に。さらに経費ごまかしも露見し、完全敗北で幕を閉じる。

見どころ・感想

庶民感覚 vs. セレブ感覚のコントラスト

おでんの具ひとつで価値観の差がここまで描けるのは、こち亀ならでは。がんもどきや大根を愛する両津と、フォアグラや松茸を持ち出す中川・麗子の対比が痛快です。

“おでんはおかず”論の説得力

両津の“節約と満腹を両立する食べ方”は、極端ながら生活感があって妙にリアル。おにぎりライス、寿司ライスといったアイデアがボケとしても機能し、笑いどころを生んでいます。

クイズ企画と罰ゲームのテンポ

正解で具を獲得→理不尽な救済→奇問・珍具材→自分が罰を受ける、という落差の設計が巧み。エンディングの「はいらっしゃい」で巻かれている両津のビジュアルが“両津巻き”とリンクし、読後にもう一笑い。

まとめ

こち亀のおでん回は、食をめぐる価値観のズレと、両津の暴走が招くオチのキレが光る一編。おでんは“おかず”派か“単品”派か、あなたはどっち?

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