切手のデザインはどう決まる?制作担当・決定プロセス・採用基準を解説
切手のデザインはどう決まる?まずは概要から
みなさんは最近、切手を使いましたか。日常では出番が少なくなったものの、切手のデザインは毎年刷新されています。本記事では「切手 デザイン 決め方」をテーマに、種類の違いから担当者、発行までのプロセス、採用基準までをわかりやすく解説します。切手好きの方も、ちょっと気になっている方も、ぜひ最後までお読みください。
切手とは?基本の役割と歴史の背景
切手は、郵便物の料金を前払いしたことを示す証紙です。郵便物に貼付して用いるため「郵便切手」とも呼ばれます。国や時代によっては、宣伝媒体として活用されたり、古銭や紙幣、骨董品と同様に収集の対象にもなってきました。
現在は多くの国で、切手の役割は郵便料金の前納に限定されています。一方、日本ではかつて電話や電信、貯金なども郵政が管轄していた時代があり、これらの料金納入にも切手が使われた歴史があります。国によっては収入印紙として用いられた例もあります。
切手の種類とデザインの方向性
普通切手の特徴
日本の自然や動植物、風景などをモチーフにした定番の切手です。いつでも購入でき、長期的に使われるため、視認性や額面のわかりやすさ、汎用性が重視されます。
特殊切手の特徴
季節行事や文化、話題のテーマなどを扱う企画性の高い切手です。比較的自由な題材が採用され、コレクションや贈答にも人気があります。毎年、複数のシリーズが発行されます。
切手デザインは誰が担当?日本郵便の切手デザイナー
現在発売される切手の多くは、日本郵便に所属する切手デザイナーが制作します。前身は旧郵政省の技芸官で、1991年当時は5名体制。その後、2014年に7名、2017年に8名となり、個性豊かなデザイナー陣が多様な意匠を生み出しています。
デザイン決定の流れ(発行までのプロセス)
特殊切手は例年およそ40件が発行され、年末には翌年度の題材や発行日をまとめた「特殊切手発行計画」が公表されます。実際のデザイン決定は次のような流れで進みます。
- 月1回の会議で、1件の切手につき複数のデザイン案を提示・検討する
- 発行日の約6か月前までに、採用する最終デザインの全容を決定する
- 額面や用途、発行枚数などの実務面も合わせて調整する
採用基準:使いやすさとデザイン性の両立
切手を購入・利用する相手によって求められる要素が異なるため、デザイン選定では使いやすさとデザイン性のバランスが重要です。
法人利用で求められる実用性
- 業務用途で大量に使うため、額面の見やすさ・扱いやすさを重視
- 場面を選ばない落ち着いたデザインや汎用性の高い図柄が好まれる
個人利用で好まれるデザイン性
- 私信や贈り物に貼る楽しさ、コレクション性を重視
- 季節感や話題性、テーマ性のある企画が支持される
参考情報
Wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%87%E6%89%8B
Walkerplus: https://www.walkerplus.com/article/1117151/
まとめ:切手のデザインの決め方
切手のデザインは、日本郵便の切手デザイナーが案を出し、月例の会議で検討・決定されます。特殊切手は年間計画に基づいて進み、発行の約6か月前には最終案が固まります。用途に応じた使いやすさとデザイン性を両立させることが、採用の大きなポイントです。