皆さん犬や猫は好きですか?
実際に飼われている方も多くいるとおもいますが、動画や画像を見ているだけでもなんともいえない優しい気持ちになれる魅力がありますよね。
そんな魅力を地球外知的生命体が知ってしまったら、というのが今回ご紹介する「カワイスギクライシス」なのです。
カワイイとにぎやかを詰め込んだコメディ作品
「カワイスギクライシス」は集英社の「ジャンプSQ」と「少年ジャンプ+」にて同時連載中の作品で、作者は城戸みつる先生です。
SQでは毎号2話連載で、ジャンプ+では火曜日に更新され、SQの連載に追いついた2023年1月から過去の読み切りを間に挟む隔週連載となっています。(2023年10月現在で8巻まで発行されており、現在も連載中の作品となります。
作品のあらすじとしては
発展した文明を持ち、数多の星々を支配下に置く宇宙の帝国「アザトス」。その星間調査隊の一員であるリザ・ルーナは侵略の前段階として地球の調査に訪れる。初めは地球の文明レベルの低さに呆れるリザだったが、食事のために立ち寄ったカフェで、他の宇宙の星々では考えられない「可愛すぎる」生物・猫と遭遇するのだった。
といったものになります。
「カワイスギクライシス」は2023年4月にはテレビアニメ化もされ、TOKYO MXほかにて放送されました。アニメーション制作はSynergySPが担当し、主人公のリザ・ルーナを演じたのは花守ゆみりさんで、リアクションの多い役としてとても良い演技をされています。
放送当時の評価としてはいわゆる「癒し枠」「日常系ギャグ作品」として一定の評価を受けていました。
愛玩動物の魅力にことごとくやられる宇宙人が微笑ましい!
マンガでは開始1ページから帝国アザトスによる地球侵略の危機に瀕しており、作品のテイストが読み切れませんが数ページ後には地球の調査の一環で食事を取ろうとして間違って猫カフェに足を運んだリザが猫のこれまでの「カワイイ」の概念が覆る程の可愛さに衝撃を受けるシーンが描かれており、そのリアクションも最終的には失神するに至るなど最高にいい反応をしています!
帝国アザトスにもマヌルーという落書きが具現化したような緩い見た目の生物がいるのですが、どうやら猫の可愛さには足元にも及ばないようでマヌルーに対して冷静になっていくリザも笑えます。
そんなリザは帝国アザトスとの通信では猫の可愛さは異次元すぎて「危険」だと判断し存在を隠すのですが、少しずつ存在がばれていく流れなのですが、
序盤では地球人サイドと帝国アザトスサイドの情報のキャッチボールが出来ずに、会話だけで猫がとても恐ろしい存在だと勘違いされたり、両者間のギャップを生かした設定でのやりとりや笑いどころが数多くあります!
さらには話数を重ねていくごとに徐々に地球の誇る猫や犬といった「カワイイ」を知り、魅了されていく様子は微笑ましくすらあります。
そしてリザはさらに犬の存在をしり、またしてもその可愛さに骨抜きになってしまったり、動物図鑑の表紙のパンダの可愛さに度肝を抜かれたり、とてもいいオーバーリアクションを堪能することが出来ます!
そして捨てられた黒猫と出会うことになるのですが────
地球人でも「カワイイ」の魅力を再発見できる
そのオーバーリアクションから繰り広げられるギャグがテンション高く、動物が好きな方はその所見に近いリアクションを楽しむことも出来ますし、そのリアクションをしているキャラクターたちすらカワイイので満足度が非常に高いです。
しかし真面目なシーンも時折挟まり、良い塩梅で読者を飽きさせず、そしてなにより動物たちの可愛さにやられてしまうような作品です。
「猫好きに悪人はいない」なんて言葉があり、実際のところは必ずしもそうとは言えないかもしれませんが、少なくともこの作品の中ではその言葉とおりになっているので、とても優しい気持ちで見ることができるのも魅力です。
思わず猫カフェに行きたくなるような、動物園に行ってみたくなるような・・・
そんな愛玩動物としての魅力が再確認できるような、ほっこりが約束されています!
アニメは各種配信サイトで好評配信中
そんなドタバタカワイイコメディ作品「カワイスギクライシス」ですが、TVアニメは2023年の春アニメとして放送され現在では放送はされていませんが、各種配信サイトで視聴することが可能となっています。
また作品のファンになったという方にはテレビアニメ版12話と、SNSにて視聴者が#うちのカワイスギクライシス で投稿されたほぼすべての動物をスペシャル映像として収録されたBlu-ray BOXが発売されています。
原作マンガは現在「ジャンプSQ」および「少年ジャンプ+」にて連載中で、少年ジャンプ+では1話から4話までと最新2話が無料で読むことが出来ますので、気になった方はぜひ試し読みをしてみてください!
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